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  1. 第一話 運行管理をまったくしない会社

第一話 運行管理をまったくしない会社

2013年の春先の事でした。

夕方5時過ぎに滅多に鳴らない私のプライベート用の携帯が鳴り響き、誰かと思い開いてみると、1年ほど前にある荷主様のゴルフコンペで同組になり、意気投合し何度かお仕事抜きで食事をしたことがある大阪の運送会社のK専務でした。

食事の誘いかと思い尋ねてみると、深刻な様子で「管理適正化について聞きたいことがある」という漠然としたものでした。

ということで、後日、日を改めてお話しする機会を設けることとなりました。

 

このK専務について、本人にも了解を得ましたので少し紹介させて頂きます。

彼は、大阪の大学を卒業後、薬品メーカーに数年勤めていましたが、5年前の30歳の時に父親の経営する運送会社を継ぐために、現在の会社へ入社したようです。

3年半ほど乗務員を経験し、現場管理者を経て専務取締役の大役を預かっているようです。

車両数30台弱で従業員数は事務員を入れて35名ほどだそうです。
 

運行管理をまったくしていない運送会社

彼の悩みはこんな感じのものでした。

「うちの会社は、業績はぼちぼちだし、いい会社だなと思うこともあるけど、管理という面では、点呼もやってなければ、車両点検も他人任せでいい加減。安全運転指導も電話で気が向いたらしてみたり、運転が心配そうな乗務員にだけ声をかけてみたり・・・。こんな感じで大丈夫なんですか?最近世間では色々規制が厳しくなって大変と聞くんだけど・・。」

 

これを聞いて私がどう思ったでしょう?

「すごい。この漠然とした感じ!!この人、運行管理を誰に教えてもらったんだろう?大丈夫?」でした。

ですが、せっかく相談に来てくれているのでいろいろ聞いてみることにしました。

よく聞いてみると、父親でもある社長にも何度も何度も運行管理について、ルール通りやらなければ危険なんじゃないかと申し立てをしてみたようなんですが、その度に「そんなしょうもないルール守っとったら、この業界で生き残られへんやろ。アホか、お前」と逆切れされて終わる。

こんな問答を繰り返し、相談相手が欲しくて私に電話してきたようなんです。

ということで、話はその後数時間に及びました。

 

K専務は私が運行管理一般のコンサルティングを事業として行っていることをご存じなかったようで、その事実を知るや否や、事業内容も聞かないうちから弊社のコンサルティングを受けるように社長を説得してくれというんです。

このままの管理状態では、いくら経営がうまくいってても、危険な綱渡り。

 

従業員の生活もあるから細く長くこの業界で生き残ってやっていきたいんだと。

とにかくその訴えかけてくる表情は真剣なものでしたし、私も同感でした。

K専務の無知ながら何かを変えたいという思いに少なからず心を動かされてしまいました。

 

約10年前にアルコールチェックを始めてみたり、過積載はどんなに輸送効率が下がってもしないと決意したときは、ちょうど同じような感覚を持っていたと思い出したのです。

ということで、

「分かりました。受諾費用の件はあとで考えましょう。まずは社長の現状認識を確認して説得しましょう。」

と、何やらわからないうちにK専務と二人三脚をコンサルタントの私が組むことになったのです。

 

 

社長の態度がコロっと変わった

そして約1週間後、K専務とともに社長様を訪問が可能となり、運行管理について考えて頂く時間を設けました。

「はじめまして、ワイズ綜合事務所(当時の会社名)の山田と申します。〜〜〜〜〜」

と一通り自己紹介すると、

「何の用事や。儲からん話ならよそでしてくれ。ただでさえ燃料も高いのに余計な事を息子に吹き込むなっ」でした。

いきなりの言葉に絶句したことを覚えています。

 

まぁこんなことくらいはある程度想定していましたので、とりあえずお話をさせて頂けるようにお願いし、運送業の現状を十分に理解した上での運行管理の大切さと、無理を承知で、一つからでも取り組まないと将来はないんだと誠心誠意説明申し上げました。

 

私が話してる間じっと参考資料に目通していた社長でしたが、話のある箇所で口ぶりが変化してきたのです。

それは事故の話でした。

私が経営している運送会社の事例で、労働時間管理を徹底し、点呼や安全教育を確実に行うようにすると、人身事故の年間発生件数は4年かけてゼロに、物損事故についてはたまには発生するものの少額で済むような事故になり、保険料が75%割引になってます。という内容のものでした。

この割引金額は、薄利での運営をする運送業にとっては莫大で、運行管理を充実するには十分な金額ですとお伝えしました。

 

社長様に年間保険料を聞くと、驚きの金額で料率はなんと126%!!

これが25%になる金額を試算しただけで、社長様は大笑いして

「運行管理?いけるやんっ」

と柔和な笑顔になってしまいました。

 

他にも損ばっかりじゃないですよっと色々お話をして、社長にはだまされたと思って運行管理を少しずつ取り入れて下さるようにお願いし、K専務の将来の事も考えて変革していこうという話になったのです。

 

 

ワイズ山田のここがポイント

勘のいい方はもうお分かりでしょう。運行管理についてはどんな経営者も考えているのです。

自分の会社、そして従業員が可愛くない経営者なんてこの世に存在しません。

特に、現在社長業に就く多くの方は、不断の忍耐と努力により今の会社を作ってきたのですから。

 

だからこそ、利益が出なくなることへの恐怖心が人一倍大きいのだと思います。

それが少なからず費用の掛かる運行管理を遠ざける一因になってしまっていたのです。

安全運行=利益確保そのものだと理解していただく根拠をお示しすれば、9割以上の経営者の方は首を縦に振って下さるのです。

 

 

>>第二話 重要書類がまったく存在しない!

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